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2026年交流戦総まとめ|勝敗 × WAR差分 × 個人成績で12球団を徹底分析

交流戦1位
西武
14勝3敗1分・内容も本物
WAR差分1位
ソフトバンク
14勝4敗・打撃で支配
投手力
日本ハム
14勝4敗・北山0.44
先に結論

2026年の交流戦が終了しました。結果だけ見れば「パ・リーグが強かった」印象が非常に強いシリーズで、上位は西武・ソフトバンク・日本ハムのパ勢が並び、セ勢は全体的に苦戦しました。ただ、交流戦は勝敗表だけで終わらせるにはもったいない。勝ったチームはなぜ勝てたのか、負けたチームは内容まで悪かったのか、各チームで評価を上げた選手は誰か。この記事では2026交流戦を「勝敗順位」「交流戦前後のWAR差分」「交流戦限定の個人成績」の3視点で整理します。

NPB分析の関連記事: 【12球団】表ローテ最強決定戦(3連戦指数ランキング) / 森下翔太の成長曲線(WAR・wRC+・ISO)。直近の阪神戦: 阪神11-3DeNA(交流戦明け初戦・首位タイ返り咲き)

012026年交流戦は「パ・リーグ優勢」で終わった

2026年交流戦は、パ・リーグ勢の強さが目立つ結果になりました。特に上位3球団は強烈で、勝敗だけでなくWAR差分でも上位。単なる勢いではなく、内容面でも強かったと見てよさそうです。一方でセ・リーグ勢は全体的に苦戦し、巨人は10勝6敗2分で踏みとどまったものの、阪神・DeNA・広島などは勝敗面でかなり厳しい交流戦になりました。

交流戦 12球団 勝敗順位(勝率を視覚化)

1西武
14勝3敗1分
.824
2ソフトバンク
14勝4敗
.778
3日本ハム
14勝4敗
.778
4巨人
10勝6敗2分
.625
5ロッテ
10勝6敗2分
.625
6オリックス
9勝8敗1分
.529
7中日
7勝11敗
.389
8ヤクルト
6勝11敗1分
.353
9阪神
6勝12敗
.333
10広島
5勝12敗1分
.294
11DeNA
5勝13敗
.278
12楽天
4勝14敗
.222

02今回の見方 ―― チームはWAR差分、個人は交流戦限定成績

今回はチーム評価と個人評価を分けて見ます。チーム評価は交流戦前後のWAR差分(打撃・投手・守備・総合)を使い、交流戦を通じてチーム評価がどれだけ動いたかを見ます。個人評価はNPB公式の交流戦限定成績を中心に確認します。

指標意味
OPS出塁率+長打率。打撃力の総合目安
ISO長打率-打率。純粋な長打力の目安
K-BB%三振率-四球率。三振を取れて四球が少ない投手内容
WHIP1イニングあたりの出塁許可数。少ないほど安定
注意

WAR差分は「交流戦限定WAR」ではなく、交流戦前後のチーム評価の変化を見る前後比較です。個人成績は交流戦限定成績を中心に扱っています。

03勝敗も内容も強かった3球団 ―― 西武・ソフトバンク・日本ハム

1位 西武(14勝3敗1分)

勝敗1位・内容も本物

勝敗だけでなく、打撃・投手・守備のすべてで評価を上げた理想的な短期決戦。長谷川信哉が打率.367・OPS.932・2本9打点で交流戦首位打者。平良海馬は防御率0.86・21回19奪三振・WHIP0.62と支配的、隅田知一郎は26回29奪三振・K-BB%28.3%。「打つ・守る・抑える」が揃った交流戦の最強チームでした。

2位 ソフトバンク(14勝4敗)

WAR差分1位・打撃で支配

勝敗は西武に次ぐ2位だが、WAR差分ではトップ。打撃面の上昇が大きく、打線の破壊力で交流戦を支配。栗原陵矢が打率.282・OPS1.0287本19打点・ISO.408、近藤健介も打率.328・OPS1.012・4本12打点で打線に厚み。大津亮介は防御率1.23・22回24奪三振・K-BB%25.3%と投手も崩れませんでした。

3位 日本ハム(14勝4敗)

投手力で押し切った

ソフトバンクと同じ勝敗。特徴は投手力で、投手WARの伸びが大きく安定して試合を作った。野手ではレイエスが打率.350・OPS1.151・5本10打点・ISO.350と圧巻。北山亘基は防御率0.44・20回2/3で3勝、福島蓮も21回25奪三振(9回換算10.7)・防御率1.29。投手力で勝ち切った交流戦でした。

04耐えた・内容で評価したい3球団 ―― 巨人・ロッテ・オリックス

4位 巨人(10勝6敗2分)

セで最もきれいに耐えた

セ・リーグ勢で最もきれいに交流戦を乗り切った。打撃・投手・守備のバランスが良く、セ全体が苦しむ中で評価を上げた。松本剛が打率.365・OPS.893(本塁打はないが安打と出塁で支える)、ダルベックは打率.246・OPS.783・3本9打点と長打で押し上げ、井上温大は防御率2.29・19回2/3で18奪三振。順位争いでかなり得をした球団です。

5位 ロッテ(10勝6敗2分)

勝敗とWAR差分のズレが面白い

巨人と並ぶ上位組だが、WAR差分はそこまで大きくない。つまり打撃や投手で圧倒したというより、守備・接戦・試合運び・要所の個人成績で勝ったチーム。西川史礁が打率.329・OPS.905・K%13.9/BB%10.1と三振が少なく四球も取れる好内容、ソトは打率.306・OPS1.070・4本13打点、ジャクソンは防御率0.95・19回18奪三振。勝敗とWAR差分のズレが面白いチームです。

6位 オリックス(9勝8敗1分)

順位以上に内容が良い

勝敗は中位だが、WAR差分は上位寄り。打撃・投手・守備をバランス良く上げ、順位以上に内容は評価できる中川圭太が打率.333・OPS.844・K%10.7、エスピノーザは防御率0.89・20回1/3で21奪三振・K-BB%22.4%・WHIP0.84、九里亜蓮も24回2/3で30奪三振(9回換算10.9)。派手さ以上に中身を評価したい交流戦でした。

05数字はあるのに勝てなかった ―― 中日・ヤクルト・広島

7位 中日(7勝11敗)

内容は壊れていないが勝ち切れず

負け越しだが、内容が完全に壊れているわけではない。打撃も投手も少しずつ積みつつ、勝敗に変換できなかった。石川昂弥が打率.281・OPS.907・4本8打点・ISO.298と長打力が目立ち、金丸夢斗は防御率1.29・21回17奪三振、マラーも防御率2.75・19回2/3。良い選手がいながら勝ち切れない交流戦でした。

8位 ヤクルト(6勝11敗1分)

投手は積んだが勝ち切れず

苦しい交流戦だが、投手面は一定の上積み。打撃の伸びが小さく守備も苦しかったことが勝敗に響いた。サンタナは打率.236もOPS.849・3本7打点・BB%16.4と出塁と長打で貢献、奥川恭伸は防御率1.71・21回19奪三振・K-BB%22.2%・WHIP0.86、山野太一も20回2/3で20奪三振。投手の頑張りを勝利に変えきれませんでした。

10位 広島(5勝12敗1分)

数字ほど勝てなかった

WAR差分では中位級で、順位ほど内容が悪いわけではない。打撃も投手も積んでいるのに勝敗に結びつかなかった。坂倉将吾が打率.261・OPS.707・2本9打点で打点面に貢献、岡本駿は防御率2.25・20回18奪三振・WHIP0.75とランナーを出さず、床田寛樹も18回で防御率2.00。接戦・守備・得点効率をさらに見たくなるチームです。

06セの苦戦組 ―― 阪神・DeNA

9位 阪神(6勝12敗)

崩壊ではないが勝敗が重い

かなり苦しい交流戦だが、崩壊とまでは言い切れない。はっきり良かった選手がいる。森下翔太が打率.318・OPS1.008・4本9打点・ISO.303と復調がはっきり、佐藤輝明も打率.302・OPS.884・3本8打点・BB%13.5で主軸は死んでいない。髙橋遥人は防御率1.29・21回21奪三振・3勝・K-BB%22.2%・WHIP0.86と非常に良い内容。良い選手がいる一方で勝てなかったのは、下位打線・守備・打線のつながり・中継ぎ運用が勝敗を重くしたためです。

11位 DeNA(5勝13敗)

打撃は伸びたが守備が重い

打撃は伸びている。問題は投手と守備で、打っても守り切れない形が苦しさにつながった。蝦名達夫が打率.274・OPS.806・2本9打点で上積み役、佐野恵太は打率.313・OPS.777と打率面で結果。東克樹は防御率3.72・19回1/3・WHIP1.03とランナーを出しすぎてはいないが、チーム全体では投手の伸びが小さかった。打撃のプラスを守備と投手で相殺してしまった交流戦でした。

07勝敗も指標も苦しい ―― 楽天

12位 楽天(4勝14敗)

勝敗も指標も苦しい

勝敗も指標もかなり苦しい交流戦。打撃・投手・守備がそろって下がり、チーム全体で評価を落とした。ただし個人の好材料はある。マッカスカーが打率.275・OPS.810・3本10打点、瀧中瞭太は防御率0.90・20回19奪三振・K-BB%21.1%・WHIP0.85と内容が良く、黒川史陽は打率.283・出塁率.362。良い選手は一部いるものの、チーム全体ではかなり苦しい交流戦でした。

08交流戦MVP候補をデータで見る

区分選手主な数字
打撃①レイエス(日本ハム)OPS1.151・ISO.350・5本。打率も長打も高い完成度
打撃②栗原陵矢(ソフトバンク)7本19打点・OPS1.028。本塁打と打点のインパクト
首位打者長谷川信哉(西武)打率.367・OPS.932。優勝を支えた
投手①北山亘基(日本ハム)防御率0.44・3勝・WHIP0.92
投手②(内容)隅田知一郎(西武)K-BB%28.3%。三振を取れて四球が少ない
阪神視点森下翔太OPS1.008・4本・打率.318。苦境で評価を上げた

09交流戦12球団の6タイプ分類

タイプ球団特徴
① 勝敗も内容も強い西武 / ソフトバンク / 日本ハム勝敗もWAR差分も上位。本物の強さ
② セで最もきれいに耐えた巨人バランス型でセ最上位、順位争いで得
③ 順位以上に内容が良いオリックス勝敗は中位もWAR差分は上位寄り
④ 勝敗とWAR差分のズレが面白いロッテ圧倒ではなく守備・接戦・要所で勝つ
⑤ 数字はあるが勝てなかった中日 / ヤクルト / 広島 / 阪神 / DeNA好材料はあるが勝敗に変換できず
⑥ 勝敗も指標も苦しい楽天全体的に評価を落とした。個人に一部好材料

10まとめ ―― 順位表だけでは見えない交流戦だった

2026年の交流戦は、順位表だけでは見えない差がかなりありました。西武・ソフトバンク・日本ハムは勝敗も中身も強いチーム。巨人はセで最もきれいに耐えたロッテは勝敗とWAR差分のズレが面白いチームでした。一方で、広島・阪神・DeNAは良い選手がいるのに勝敗に変えきれず、楽天は個人の好材料はあってもチーム全体ではかなり苦しい交流戦でした。

まとめ

交流戦は、単なる順位表だけで終わらせるにはもったいない。数字を見ると、勝った理由も、負けた理由も、次の課題も見えてきます。阪神でいえば、森下・佐藤・髙橋遥人という「勝てなかった中での好材料」を、リーグ戦再開後にどう勝ちへ変えるかが問われます。

11動画でも詳しく話しています

勝敗順位・WAR差分・交流戦限定の個人成績で12球団を1つずつ整理し、西武・ソフトバンク・日本ハムの強さ、巨人の粘り、ロッテのズレ、阪神・DeNA・広島の課題、そして交流戦MVP候補まで詳しく話しています。

データ前提・出典
  1. NPB公式(2026交流戦 成績/個人打撃成績/個人投手成績)/NPB BASEMENT WAR Stats/交流戦前後のWAR差分データ。

免責:本記事は、NPB公式の交流戦成績・個人成績、NPB BASEMENTのWAR等、公開データをもとに構成しています。WAR差分は「交流戦限定WAR」そのものではなく、交流戦前後のチーム評価の変化を見るための前後比較として使用し、個人成績は交流戦限定成績を中心に扱っています。数字は確認時点の情報をもとにしており、公式発表や記録修正により変更される場合があります。特定の選手・球団・関係者への誹謗中傷を目的とした内容ではありません。