NPB / 戦力分析 12球団 表ローテ最強決定戦 2026/6/5 時点
1位
阪神
指数79.7 / 髙橋97.8&才木94.8
2位
オリックス
指数75.0 / 3人70点台
3位
西武
指数74.5 / 4番手まで厚い
4位
日本ハム
指数67.7 / 達孝太×伊藤0.9差

【12球団】表ローテ最強決定戦|3連戦で一番強い先発3人はどこ?独自指標ランキング 12球団の「表ローテ」を独自指標で横並び比較。3連戦指数(0.70×上位3人平均+0.20×3番手スコア+0.10×1番手スコア)で評価し、1位は阪神(指数79.7)で髙橋遥人97.8・才木浩人94.8の1、2番手破壊力に村上頌樹57.7、2位オリックス(75.0)はエスピノーザ・九里・曽谷の3人全員70点台、3位西武(74.5)は隅田・平良・武内の3人70点台+4番手髙橋光成68.0で4枚厚い、4位日本ハム(67.7)は細野・北山・達に伊藤大海0.9差で厚み型。5位以下はDeNA石田87.2が突出も2番手で落ちる「1番手特化型」、楽天は荘司・早川の2枚看板も3番手古謝で激落、ソフトバンク大津87.5、広島栗林82.2も後続が落ちる。3連戦は1試合だけでは決まらない――1戦目を取る力/2戦目で押し返す力/3戦目まで落ちない力で見る投手陣の姿。

2026年6月8日 公開 データ集計:2026年6月5日時点 📊 NPB全体・戦力分析

12球団の「表ローテ」を独自指標で横並び比較した結果、1位は阪神(指数79.7)、2位オリックス(75.0)、3位西武(74.5)、4位日本ハム(67.7)。上位4球団はいずれも3戦目まで落ちない厚みを持つ。5位以下は「1番手は強いが3番手で大きく落ちる」型が多い:DeNA石田裕太郎87.2、楽天は荘司+早川の2枚看板、ソフトバンク大津87.5、広島栗林82.2。3連戦は1試合だけでは決まらない――1戦目を取る力/2戦目で押し返す力/3戦目まで落ちない力。3つを合わせて見ると、普段のイメージとはまた違った投手陣の姿が見えてきます。

プロ野球の3連戦では、エース1人だけでは勝ち切れません。もちろん初戦を取る力は重要です。ただし、2戦目、3戦目で一気に落ちると、3連戦全体では苦しくなります。そこで今回は、12球団の先発候補をデータで横並びにし、「3連戦を本気で取りにいくなら、どの球団が一番強いのか」を独自指標で比較しました。投手分析の関連記事:📊 佐々木朗希 覚醒の正体(ERA1.48・K/BB5.80) / 2026 ルーキー投手比較

01

評価方法 ―― 個人スコアと「3連戦指数」

METHOD

個人スコアの配分

各投手の個人スコアは、以下5軸の重み付きで作成しました:

意味配分
Quality投球内容の良さ50%
K-BB三振を取れて、四球を出さない力20%
Valueチームへの貢献度15%
Stamina長く投げられる力10%
Arsenal球種の強さ5%

3連戦指数の式

3連戦指数 = 0.70 × 上位3人平均 + 0.20 × 3番手スコア + 0.10 × 1番手スコア ※ 単純な平均だけでなく「3番手まで落ちないか」「1戦目を取れるエース力があるか」を組み込む

主計算の対象は、IP 35以上 / gmLIが空欄または1.1以下。これにより、ロングリリーフ専任を除いた「先発として運用できる投手」だけを評価対象としています。

⚠ 本評価は独自集計・独自指標。実際のローテ順、登板間隔、相手打線、球場、疲労、故障、起用方針を完全に反映するものではありません。
02

12球団 総合ランキング ―― 3連戦指数を視覚化

FULL RANKING

3連戦指数を横棒バーで視覚化。1位 阪神は79.7で、2位以下を大きく引き離してはいないものの、上位3チーム(阪神・オリックス・西武)が70点台で並びます。4位 日本ハム以降は60点台以下で落ちる構図。

1 🐯 阪神髙橋遥人 / 才木浩人 / 村上頌樹 79.7
2 ⚾ オリックスエスピノーザ / 九里 / 曽谷 75.0
3 🦁 西武隅田 / 平良 / 武内 74.5
4 🐻 日本ハム細野 / 北山 / 達 67.7
5 ⭐ DeNA石田 / 平良 / 東 59.5
6 🐲 中日マラー / 柳 / 髙橋宏 59.3
7 🦅 楽天荘司 / 早川 / 古謝 57.5
8 🌟 巨人井上 / 田中将 / ウィットリー 55.9
9 🦅 ソフトバンク大津 / 松本晴 / 上沢 55.3
10 🐦 ヤクルト山野 / 松本健 / 高梨 54.4
11 🎏 広島栗林 / 床田 / 森下 45.5
12 🌊 ロッテジャクソン / 田中晴 / 毛利 29.2
03

1番手 vs 3番手 ―― 落差で見る「厚み」

DEPTH ANALYSIS

3連戦の「厚み」を見るには、1番手スコアと3番手スコアの落差が分かりやすい。落差が小さい=3戦目まで落ちない、落差が大きい=1番手特化型です。

順位球団1番手スコア3番手スコア落差タイプ
1🐯 阪神97.857.840.01番手×2枚+3番手中位
2⚾ オリックス79.770.69.1厚み型
3🦁 西武78.771.47.3厚み型
4🐻 日本ハム72.062.69.4厚み型
5⭐ DeNA87.240.546.71番手特化
6🐲 中日62.157.24.9平坦型(全体低め)
7🦅 楽天79.529.350.22枚看板+激落
8🌟 巨人79.043.735.31番手特化
9🦅 ソフトバンク87.532.555.01番手特化
10🐦 ヤクルト68.544.623.91番手特化(軽)
11🎏 広島82.223.159.11番手特化(極端)
12🌊 ロッテ49.518.031.51番手から弱い

注目はオリックス・西武の落差7〜9点3戦目までほぼ落ちないのがこの2チームの強み。日本ハムも9.4点で同じ厚み型。一方で、広島59.1点・ソフトバンク55.0点・楽天50.2点はエース1人で勝負を決められないと厳しい構図。阪神は40.0点と中程度ですが、上位2人の絶対水準(97.8+94.8)が高く、ここで稼ぐ設計です。

04

タイプ別分類 ―― 4つのパターンで12球団を整理

TYPE MATRIX

👑 王者型(1番手×2枚+3番手中位)

  • 阪神(指数79.7 / 落差40.0)

髙橋遥人97.8+才木94.8の2枚で勝負所を取り、村上頌樹57.7が落ちすぎない。

🛡 厚み型(3人全員70点台)

  • オリックス(指数75.0 / 落差9.1)
  • 西武(指数74.5 / 落差7.3)
  • 日本ハム(指数67.7 / 落差9.4 ※達と伊藤0.9差)

3戦目まで落ちない設計。3連戦で取りこぼしが少ない。

⚡ 1番手特化型

  • DeNA(石田87.2/落差46.7)
  • 楽天(荘司79.5+早川78.4/落差50.2 ※3番手で激落)
  • ソフトバンク(大津87.5/落差55.0)
  • 広島(栗林82.2/落差59.1)
  • 巨人(井上79.0/落差35.3)

初戦を取れるかが勝負。3戦目で必ず取り返さねばならない。

📉 平坦・全体低め型

  • 中日(指数59.3 / 1番手62.1で落差は小さいが全体低め)
  • ヤクルト(指数54.4 / 山野68.5で頂点が低い)
  • ロッテ(指数29.2 / 1番手から49.5で苦戦)

先発全体の底上げが課題。

05

上位4球団 詳細 ―― 投手3人の個人スコア

TOP 4 DETAILS

1🐯 阪神タイガース指数 79.7

上位3人平均 83.4 / 1番手 97.8 / 3番手 57.8 / 4番手候補:大竹耕太郎(37.5・3番手との差20.2)

1番手 髙橋 遥人IP 69.7 / WAR 2.1 / K-BB% 23.9 / FIP- 56.0 97.8
2番手 才木 浩人IP 60.3 / WAR 1.6 / K-BB% 26.0 / FIP- 68.0 94.8
3番手 村上 頌樹IP 70.0 / WAR 0.7 / K-BB% 16.5 / FIP- 90.0 57.7

見どころ:髙橋遥人・才木浩人の1、2番手が突出(90点台前半)。村上頌樹が3番手に入ることで、3連戦としても強い。1、2戦を取り切れば3連戦の勝ち越し確率が極めて高い設計。

2⚾ オリックス・バファローズ指数 75.0

上位3人平均 75.6 / 1番手 79.7 / 3番手 70.6 / 4番手候補:ジェリー(63.6・3番手との差7.0)

1番手 エスピノーザIP 57.0 / WAR 1.5 / K-BB% 17.6 / FIP- 75.0 79.7
2番手 九里 亜蓮IP 64.0 / WAR 1.4 / K-BB% 18.0 / FIP- 76.0 76.4
3番手 曽谷 龍平IP 40.7 / WAR 0.8 / K-BB% 20.7 / FIP- 91.0 70.7

見どころ:3人全員が70点台。エスピノーザ、九里、曽谷のバランスが高く、3戦目まで落ちない。エース1人の力で勝負するのではなく、3人全員で取り切る型。

3🦁 埼玉西武ライオンズ指数 74.5

上位3人平均 74.8 / 1番手 78.7 / 3番手 71.4 / 4番手候補:髙橋光成(68.0・3番手との差3.4)

1番手 隅田 知一郎IP 55.3 / WAR 1.3 / K-BB% 18.1 / FIP- 71.0 78.7
2番手 平良 海馬IP 60.0 / WAR 1.7 / K-BB% 15.9 / FIP- 71.0 74.2
3番手 武内 夏暉IP 47.7 / WAR 1.5 / K-BB% 16.1 / FIP- 65.0 71.4

見どころ:隅田・平良・武内の3人が全員70点台。さらに4番手候補の髙橋光成も68.0で、表ローテ全体の厚みではトップ級。4番手まで投手の落差がほぼ無い「4枚厚い」状態。

4🐻 北海道日本ハムファイターズ指数 67.7

上位3人平均 68.6 / 1番手 72.0 / 3番手 62.6 / 4番手候補:伊藤大海(61.7・3番手との差0.9

1番手 細野 晴希IP 43.3 / WAR 0.7 / K-BB% 21.4 / FIP- 98.0 72.0
2番手 北山 亘基IP 56.7 / WAR 1.4 / K-BB% 16.6 / FIP- 71.0 71.1
3番手 達 孝太IP 57.7 / WAR 1.5 / K-BB% 15.1 / FIP- 95.0 62.6

見どころ:細野・北山・達が高水準で、さらに伊藤大海も61.7達孝太との差は0.9点しかなく、3番手争いの時点でかなりレベルが高い。若さと厚みを両立した型。

06

中位・下位の特徴 ―― 1番手は強いのに、なぜ落ちるか

MID & BOTTOM
順位球団1番手2番手3番手注目ポイント
5⭐ DeNA石田裕太郎 87.2平良拳太郎 55.3東克樹 40.5石田が突出。初戦を取れるかが大きい
6🐲 中日マラー 62.1柳 59.4髙橋宏斗 57.23枚が拮抗するバランス型。金丸夢斗も近い
7🦅 楽天荘司康誠 79.5早川隆久 78.4古謝樹 29.32枚看板は強いが3番手で激落
8🌟 巨人井上温大 79.0田中将大 45.5ウィットリー 43.7井上が軸。2〜4番手が接戦
9🦅 ソフトバンク大津亮介 87.5松本晴 51.7上沢直之 32.5大津は強烈、ただし松本・上沢で落差
10🐦 ヤクルト山野太一 68.5松本健吾 52.5高梨裕稔 44.6山野軸の形はあるが押し切る迫力はもう一歩
11🎏 広島栗林良吏 82.2床田寛樹 34.5森下暢仁 23.1栗林は高いが床田・森下で落差
12🌊 ロッテジャクソン 49.5田中晴也 20.9毛利海大 18.01番手から49.5、田中・毛利で大きく落ちる

注目は「1番手は強いのに3連戦指数が伸びない」型:DeNA石田87.2・楽天79.5+78.4・ソフトバンク大津87.5・広島栗林82.2。いずれも個人としてはトップクラスですが、3戦目で必ず取り返さないといけない構造で、3連戦単位の信頼性では上位4球団に届きません。森下暢仁(広島)23.1、毛利海大(ロッテ)18.0という数字も、現時点のスナップショットとしては厳しい結果です(👉 同じく評価対象の毛利海大はルーキー投手比較で1位)。

07

まとめ ―― 3連戦はエース1人だけでは決まらない

SUMMARY

3連戦は、1試合だけでは決まりません。1戦目を取る力/2戦目で押し返す力/3戦目まで落ちない力。この3つを合わせて見ると、普段のイメージとはまた違った投手陣の見え方になります。

3連戦を勝ち越すには、1番手だけでなく3番手まで設計できているか。今回の集計はその構造を可視化したものです。普段「エースが強いから怖い」と感じるチームでも、3戦目の落差が大きいと、3連戦単位ではむしろ落ち着いて対応できるかもしれません。

08

YouTubeでも詳しく話しています

VIDEO

動画版では、12球団のスコア計算プロセスと、各球団の投手3人を順番に整理しています。

🎥 動画はこちら:【12球団】表ローテ最強決定戦|3連戦を本気で取りにいったら一番強いのはどこ?

免責:本記事のデータは2026年6月5日時点のものです。独自集計・独自指標による分析であり、実際の先発起用やローテ順を断定するものではありません。登板間隔、故障、登録抹消、相手打線、球場、起用方針などにより、実際の評価は変動します。